プラモ尼崎城

2018年3月5日2 分

【プラモ尼崎城、はじめます】

「プラモ尼崎城」は、2019年3月開城予定の尼崎城のプラモデル化を目指す試みです。

部品を切り離し、組み立てながら各部のかたちに込められた意図や構造を知ることができるプラモデル。以前はインドア派の遊びでしかありませんでしたが、平面の説明書を見て立体の部品を探し、組んでいくという一連の行為から、最近は知育玩具とも言われています。

プラモデルは、軽くて持ち運びやすいのも特徴です。尼崎を訪れた方や、逆にこの地を離れていった方にも届けられる、新しいおみやげになってくれるでしょう。

しかし、私たちはシロウトです。今のところ確かなのは、「できたらいいな」と商品化を夢見る数人(イラストレーター、建築家、町工場の経営者…)が集まっただけ。資金や経験を持ち合わせているわけでもありません。私たちの手元にあるのは、歴史の専門家、扱ってくれそうなお店など地域の人々との「縁」だけ。そのために汗をかくのはいといませんが、あとはプロの方々にお願いしなければなりません。

まったくもって徒手空拳の試みですが、私たちが大切にしたいのはこんなことです。
 
・商品化の実現に向けた努力を怠らない

 (ただし家庭と本業をおろそかにしない程度に)
 
・成功も失敗も含めて過程を存分に楽しみ、報告する
 
・当事者と直接会って話をする

かつて尼崎城の再建には、多くの方々が努力を続けてきました。地元で建設費を集めようとした若手経営者たち。四層からなる天守閣の原寸大の絵を描きあげた高校生。私費を投じて史料収集に奔走する方。工事現場を見つけては石垣の痕跡を探す方…。多くの市民が思いを寄せてきた城の再建という一大イベントに、私たちも加わりたいと思います。

2019年3月時点で商品化の目処が立たない場合、本企画は断念します。
 

いきなり協力してくれとは言いません。まずは見守ってくださいませ。

<尼崎城開城まで、あと391日>

    40
    0