先にお断りしておくと、今回はシャチホコのイメージモデル自体の進展はありません。しかし、あえて「後編」としたのはこんな理由から…。
毎月第三月曜(月祝の場合は翌火曜)に開催しているミーティングに、メンバーの長谷川さんが銘板入りのケースを持ってきてくれました。長谷川さんのお仕事は印刷業。それも、紙以外の素材への特殊印刷を専門にされています。
おもむろに取り出したケースに貼られたものを、当初誰もがシールだと思っていました。しかしこれ、真鍮の薄板をレーザー加工したものなんです。クラウドファンドのリターン(お返し)のひとつにと考え、試作してくださったのでした。しかも、よく見ると城主にワタクシの名前まで掘っていただいて…(笑)。聞けば、1点ずつ彫刻するため、このような名入れも可能とのこと。てっきりシールだと思っていた一同は改めて見直して、本物の金属ならではの質感に感嘆し、新たなものづくりがはじまったことを実感したのでした。
プラモ尼崎城のメンバーは、樹脂成形工場の工場長である宮本さん以外は、日頃は樹脂やプラモデルとは縁のない仕事をしております。そもそも有志の集まりですので、それぞれの肩書や立場は関係ありませんし、何かの義務を負っているわけでもありません。ただ、各人の専門的スキルというのが、建築だったり製造業にやたら詳しかったりプラモを作りまくっていたり飲食店だったりと、一見関係なさそうでありながら、役割を見つけて関わってくださっています。こうしたご縁に感謝しつつ、きちんと形にしなければと改めて気を引き締めている今日この頃です。
そうそう、長谷川さんは、ガンプラをやいやい言いもって楽しくつくる会「あまがさきモケモケ団(仮)」からご参加いただいています。モケモケ団は毎月第4日曜に、立花にある寿司・割烹料理店「染わか」にて開催されていますので、よろしければ下記リンクもご覧ください。(綱)
<尼崎城開城まで、あと178日>
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