ローカル(地域)とプラモデルという組み合わせに敏感になりつつあるプラモ尼崎城です。写真があるのでいきなり出オチですが、今回の話題はカッパのプラモデルです。
日本を代表する民俗学者、柳田國男の出身地として、また民話に基づく妖怪での発信に力を入れている兵庫県福崎町。今回のカッパ(ガジロウと名付けられています)の商品化は、どうも才覚のある職員さんの手腕によるものらしく、なんと福崎町観光協会が発売元。現時点では孫引きの情報ですが、原型の制作から流通までを手がけておられるようです。
じつはこのカッパ、昨年2000個を生産したものの6日で完売したらしく(ここも孫引き)、このたび第2弾となる「天狗」発売のタイミングで3000個が再販されました。プラモ尼崎城の面々も、この話題に大いに湧きまして、ある者は店頭で、ある者はネットで「ポチって」入手したのであります。
材質はABS樹脂。専用の接着剤を使い、角度調整しながら組み立てる必要があるため、少し技術が必要です。ランナーに部品が振り分けられているので見た目はプラモデルですが、中身は往年のガレージキットのような趣です(歳がバレますね…)。
いやあ、自治体の観光協会が開発した製品があるなんて、じつに元気が出る話題。いま私たちが世界でいちばん行きたい場所は、間違いなく福崎町です。(綱)
〈尼崎城開城まで、あと299日〉
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