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執筆者の写真プラモ尼崎城

【金融のプロに相談】

更新日:2019年9月19日


世間は大型連休ですが、プラモづくりの妄想に休日などありません。さて、前回の投稿で必要なものはやはりおカネであると(改めて)分かったところで、金融機関に勤務の知人に協力を仰ぎ、資金調達について相談することにしました。結論から言ってしまうと、資金がどうこうというより、この事業そのものの弱点を指摘いただき、鍛えなおしてもらう機会になりました。




第1の問い「事業主体は誰か?」

通常のプラモデルメーカーの場合は、メーカー自身が主体となり、数年かけて金型の制作費を回収するという事業をつくります。今回の場合、私たちは言い出しっぺではありますが、実はそのあたりが曖昧でした。金融機関は法人や個人など、人格がなければそもそもおカネを貸してくれません。しかも金型の減価償却に与えられる猶予は2年間。「1200万円の金型代を、600万円ずつ2年で返せますか?」と金融マンに問い詰められると、なかなか言葉が出てきません。クラウドファンドも案のひとつではありますが…。


第2の問い「図面はあるのか?」

尼崎市に保管されていた江戸時代の図面を元に設計され、着々と工事が進むお城は、規模こそ忠実に再現されているそうですが、形は配置を反転されるなどアレンジが加わっています。模型化に必要となる元図面は、10億円という建設費で城を建設している旧ミドリ電化(現エディオン)創業者の安保詮さんの手元にあります。まずは商品化の意向を伝え、図面をお借りする必要がありそうです。


第3の問い「1万個をどう売るのか?」

今回のプラモデルは、1万個売って開発費を回収するという計画です。そのために市内はもちろん、全国でも売っていくというのが当初の構想でした。しかし、金融マンは「城ができたと騒ぐのはおそらく地元だけ。本当に全国で売れるんですか?」と言うのです。これは逆説的な問いかけで、要は尼崎で1万個売る方法を考えようということです。

この日は事業主体の問題と売り方をリンクさせる案が浮上し、関係者に打診していくことになりました。相変わらず肝心なところは他力本願ですし案段階では歯切れが悪くなるという困ったプロジェクトではありますが、書きにくいことも、こんな感じでお伝えしていこうと思います。


また、こんな投稿を読んでくださっている方々と直接交流する機会も持ちたいと考えています。現在企画中ですので、概要が決まりましたらご案内します。


<尼崎城開城まで、あと332日>



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