top of page

【これは雲をつかむ話か?】

金型制作費の確保について、まじめに考えはじめたプラモ尼崎城です。銀行の融資は返済期間が2年間らしいと分かり、金型メーカーさんは売り上げの回収では受注できないと言われ、支払いを避けて進むことはどうも困難らしい、ということがわかって来ました。


では、有志のみなさんからの出資を募るクラウドファンドはどうか?ということで、ささやかな勉強会を開きました。講師は、CAMPFIREで主に兵庫県の案件を手がける生島正さん(あぁ、実名書けるってすばらしい)です。これまでに150以上のプロジェクトを成功に導いて来たというスゴ腕です。



近年知名度を高めているクラウドファンド。ミュージシャンのレコーディング費用や、夢のあるアイデア道具の開発費の確保や、東日本大震災で被害を受けた水産加工工場の建設費を捻出するものなど、さまざまなプロジェクトの実現に活用されています。もっとも、お金を集めたらそれに見合うお返しもしなければならないのですが。


生島さんによると、近年クラウド業界で顕著なのはコミュニティをつくりながら知名度を上げでプロジェクトを大きくしていく手法だそうです。いきなり巨額の資金を集めるのは難しいので、プロジェクトを複数の段階に分け、小さく始めて大きく育てるということで、プラモデルでいうと、パッケージのデザイン、金型の設計、金型の制作など、工程ごとに区切って進めるのが良いだろう、というアドバイスです。


そりゃそうですよね。ハーフマラソンを走れない人がフルマラソンの完走なんてしないでしょうし、ゲームの1面もクリアできない人が、ラスボスを倒すことなんてできません。確実にカタチにしようと思うなら、時間をかけてでも愚直にやるしかありません。これまでのアプローチで、どうやら近道はなさそうだと感じていただけに、このお話はじつに腑に落ちる感じがしました。


唯一問題があるとすれば、この手法でいくと我々が決めていた来年3月末の開城には間に合わない可能性が高くなります。しかし、関心を寄せてくれる方が徐々に増えてきている現状があり、ミーティングも定例会しようという流れを考えると、それはこだわるところではないのかもしれません。(綱)



〈尼崎城開城まで、あと302日〉

閲覧数:4回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page